人間ドック施設の選び方

労働安全衛生管理:

提供メディカぱーく

人間ドックに何を望んでいますか?

みなさまは人間ドックに何をお望みでしょうか?


利用されている理由はこの他にもたくさんあり様々だと思われます。
また人間ドックは自由診療ですので、医療機関としての一定の基準を満たしていれば、あとは様々な方法や趣向で運営されています。
そのため、それが利用者の要望と合致しているのであれば、これが正しくてこれは間違いという判別が非常に困難です。


二極化している人間ドック

検査精度の均一化とグレードの二極化が最近の傾向です。
人間ドックの検査で重要なのは血液検査と画像に対する診断でしょうか。
自前でスタッフや検査機器を用意するより効率が良いことから、多くの人間ドックの実施機関は血液の分析を検査会社に依頼しています。
検査会社が血液を自社に持ち帰り分析する場合もあれば、人間ドックの実施機関内にラボを設置している場合もあります。
いずれにしても、同じ検査会社を採用している実施機関では、実施機関に関わらず同じ結果が出ることになります。
検査機器が出す数値によるところが大きく、その性質上スタッフの判断ミスなどによるところが少ないのと、さらには受診者による検査精度の確認や判断が難しい検査でもあります。


しかし画像に対する診断は、その人間ドック実施機関の質を知る上で重要なポイントです。
こちらは医師により画像判定が行われるからです。これを読影(どくえい)といいます。
医師とはいえ人間のすることですので判断ミスをする可能性は十分考えられます。そのため2度チェックや3度チェックが行われます。
技術的に不確かな医師を読影作業に配置することは実施機関の死活問題となりますので、読み違いがそうそうあるものとは考えにくいのですが、可能であれば受診前に、このチェック回数について確認しておきたいところでしょう。
読影(どくえい)のチェック回数は、人間ドックの実施機関を選ぶ際の受診者が確認することのできる数少ない判断材料のひとつです。

グレードについては3〜5万円の通常のサービスに対して、ホテル並みの施設や食事、スタッフで受診者をもてなす10〜20万円のものと、二極化傾向にあります。
PETなど高額な検査が含まれているなど検査内容に違いがないのであれば、金額差に検査の質が反映される可能性はほぼありませんので、どのようなタイプを選ぶかは受診者の趣味や趣向によることとなります。
また、このことは3〜5万円のサービス内でも同様で、テキパキ検査だけをこなす3万円のものを選ぶのか、多少華美な施設や食事付きの5万円のものを選ぶのかといった、選択肢の問題となります。
料金が高いから検査の質に反映されているかどうかのお話はここまでの通りですが、安かろう悪かろうの問題も現実にあることもまた事実です。


選ぶ際のポイント

人間ドックの実施施設を選ぶ際、下記は最低押さえておきたいポイントです。



メタボ健診が導入され運動指導と称して、アトラクション的にその場で跳ねたり踊ったりが行われたり、または減量のため昼食にお菓子を薦めるなどの実施機関も増えてきているようですが、実施機関を選ぶポイントにはなり得ません。
メタボ健診が開始されたため何か行わなければならないという、非常に安易な発想で行われているケースが少なくありません。年に一度、しかもその場でしか会うことのないスタッフと受診者の関係で、無責任な運動方法を指導したり、お菓子を薦めるなどもってのほかです。
人間ドックに限らず健康診断の受診者は、いわゆる病気の患者ではありません。ほとんどの人が健康体の人です。それは日本人が世界一の長寿であることからも明らかでしょう。
この前提をきちんと認識し、その健康体を作り上げ維持してきた人それぞれの習慣が、これからもその人の生活習慣の大前提となることを忘れないようにすることが大切ではないでしょうか。

人間ドックは自由診療であるため、サービスも実施機関により自由に決めることができます。
そのため選ぶ側にとっては、選択肢が増える一方で比較検討が非常に難しくなっています。
華美な施設や調度品、きれいなスタッフやアトラクションなどに惑わされることなく、上記のような最低限押さえなくてはならないポイントをしっかり決め、そのポイントに自分なりの趣味趣向の条件を加味していくことで、ある一定の質が確保された実施機関を選択されることをお薦めいたします。

※また選ぶ基準としては共通点も多いため、健診機関の選び方もあわせてご覧ください。


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