議題・テーマの決め方
衛生委員会の議題・テーマは職場で起こっている問題や職場の皆さんが興味や関心のある事象からピックアップすることが大切です。
衛生委員会の始め方・進め方でも示しましたとおり、衛生委員会で話し合うことは、過重労働対策などの定番物と、インフルエンザや花粉症、熱中症、食中毒などの季節物で構成いたしますと、マンネリ化を防ぐことができ楽しく委員会を進めていくことができます。
議題・テーマ選びは基本的に職場との関連性で行うのが最も好ましいのですが、どうしても案が浮かばないという月もあるでしょう。
そんなお悩みの担当者にご利用いただくために、このコーナーを開設いたしました。
このコーナーで取り上げるのは季節ものの議題・テーマです。
議題・テーマ一覧
- 09月の議題・テーマ:交通安全運動(自転車編)
- 10月の議題・テーマ:インフルエンザ
- 11月の議題・テーマ:食中毒
- 12月の議題・テーマ:オフィス内環境
- 01月の議題・テーマ:定期健康診断・生活習慣病健診
- 02月の議題・テーマ:花粉症
- 03月の議題・テーマ:五月病
- 04月の議題・テーマ:睡眠について
- 05月の議題・テーマ:救急箱について
メンタルヘルスの問題で悩む様々な企業の衛生委員会でも取り上げられ、今、人事・労務担当者の間で話題沸騰中!【 ろうたんのメンタルヘルスエッセイ 】
秋の全国交通安全運動は毎年9月21日〜30日の間、内閣府や警視庁、総務省などの監督官庁や(社)全国交通安全母の会連合会、(社)全日本トラック協会など多数の団体が主催となって行われています。
みなさまの事業所でも自宅から会社、自宅から最寄り駅のように、通勤に自転車を利用されている方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
自転車が自動車と違うのは、ひとつひとつの危険行為によって運転者自身が被害者にも加害者になる可能性が非常に高いということです。
例えば傘をさしての運転や音楽を聴きながらの運転など想像できますように、被害者・加害者どちらにもなり得ます。
この議題・テーマは衛生管理というよりも、どちらかというと安全管理に属する議題・テーマになりますが、年に1度あるいは春の交通安全運動も含め2度、会社全体で従業員に周知徹底しては如何でしょうか?
警視庁のサイト「自転車の交通安全」資料があります。
URL : http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/roadplan/bicycle/anzen.htm
または、
警視庁ホームページ
URL :
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/
より左メニューの「交通安全」をクリックし、表示された画面の下方の「そんな乗り方はOUT!!ワンポイント自転車講座」の「自転車の交通安全」をクリックすると、上記の資料にたどり着きます。
自転車の乗り方やルール、罰則規定まで例をあげて説明されており、衛生委員会の資料や従業員への周知資料としてお使いになることができます。
この資料は改変しないでお使いいただくことがルールです。お問合せは上記の警視庁サイト一番した【問い合せ先】にご連絡ください。
インフルエンザの流行期間は12月から翌年3月いっぱいです。予防が一番の防御策といわれています。ワクチン接種の他にも手洗いやマスクの着用など、個人レベルでできることがたくさんあります。
昨今、トリインフルエンザ(鳥インフルエンザ)の猛威や脅威が盛んに叫ばれ、同時に感染症や伝染病の世界流行を表現するパンデミックという言葉も耳慣れた表現になりつつあります。
ただしトリインフルエンザに関しては政府や国際機関の政策や対策の整備に注意を払う努力以外、私たちが個人レベルでできることはないようです。
しかし、インフルエンザに関しては正しい知識の習得と予防をしっかり行うことにより、流行や氾濫を最小限にとどめることは可能です。
学校や職場などの人ごみ、あるいはそこまでの移動のあいだで、他人への感染や他人からの感染が起こって、その猛威が広がっていきます。
経済活動を行っている会社内でこの猛威がふるわれては大変です。
流行期間は12月から翌年3月いっぱいで、ワクチン接種は10月中旬から11月中旬までに終えておくことが必要といわれています。
上記をふまえ、インフルエンザを衛生委員会の議題・テーマとして話し合い、社内でも周知徹底することで予防にあたってみては如何でしょうか。
下記のサイトで、その年に流行すると推測されるインフルエンザウィルスを知ることができます。
国立感染症研究所感染症情報センターのサイト内、「予防接種のページ(インフルエンザワクチン株)」です。
URL : http://idsc.nih.go.jp/vaccine/atopics/atpcs002.html
または、
国立感染症研究所感染症情報センターのホームページ
URL :
http://idsc.nih.go.jp/index-j.html
より右メニューの「予防接種情報」をクリックし、表示された画面の上方「トピックス」内より「2008/09シーズン インフルエンザワクチン株」をクリックすると、上記の資料にたどり着きます。
また、インフルエンザの予防と治療に関しては、下記のサイトが非常に分かりやすく解説しております。
この「仕事で休めない方へ」は、事業所内の周知活動資料としては最適ではないでしょうか。
インフルエンザ情報サービスのサイトです。
URL : http://influenza.elan.ne.jp/action/work.php
または、
インフルエンザ情報サービスのホームページ
URL :
http://influenza.elan.ne.jp/
より上方の左、縦書きメニューの「働いていて休めない方」をクリックし、表示された画面の「詳しい情報」をクリックすると、上記にたどり着きます。
※いずれの資料も一切改変せず、それぞれのサイト内に記載されている注意事項や利用規約などを守ってご利用ください。
12月ともなると忘年会シーズンで、連日いろいろな理由をつけて飲み会が行われます。一方、師走でもあり仕事納めへ向け体力的に無理をする時期でもあります。体力的に弱ったところへ飲み会続きとなり体調を崩すことも珍しくありません。そんなひとつに食中毒があります。
食中毒といっても原因は多種多様で、O157で有名な病原性大腸菌やサルモネラ属菌、黄色ブドウ球菌やノロウィルスと様々です。
また、嘔吐物の処理を誤るとそこから他の人へ感染するケースもあります。
社内でも従業員の方々に正しい知識を身につけもらい、予防から発症後の対処まで適切に行えるよう衛生委員会で話し合われていはいかがでしょうか。
下記の2つのサイトで、食中毒の知識や資料を得ることができます。
財団法人ちば県民保健予防財団のサイト内、「食中毒のお話ー食中毒の症状、予防法、かかったときの対処法をご紹介」です。
URL : http://www.kenko-chiba.or.jp/06Topix/01syokutyuu/00syoku_top.html#syoku_menu
または、
財団法人ちば県民保健予防財団のホームページ
URL :
http://www.kenko-chiba.or.jp/index.html
サイト左の3列ある青メニューより「お役立ち健康情報」の健康コラム「食中毒」をクリックすると、上記の資料にたどり着きます。
もうひとつは食品安全委員会のサイト内、「食中毒について」です。
URL : http://www.fsc.go.jp/sonota/shokutyudoku.html
または、
食品安全委員会のホームページ
URL :
http://www.fsc.go.jp/index.html
より左中程の「ホットトピック」の「食中毒」をクリックすると、上記にたどり着きます。
※いずれの資料も一切改変せず、それぞれのサイト内に記載されている注意事項や利用規約などを守ってご利用願います。
事業場において年末年始は仕事納めとして、通常業務から解放される時期でもあります。この機会に日頃放置している事業場の環境について考え、改善策をまとめ実行に移しましょう。
例えば室内環境について下記のような例をあげ、話し合ってみてはいかがでしょうか?
- 空気の乾燥・換気(エアコン・除湿器)
- 室内の照度(管球交換)
- 資材・資料などの積重ね放置
- オフィス家具の設置状態(歪みや破損)
実際は職場巡視などを通して具体的に不便や不具合を感じる箇所をあげていくことになると思いますが、あまりテーマを大事にせず年末年始の大掃除と同時に行える程度のものを取り上げると、改善が目に見える形となるでしょう。
もちろん、休憩室の整備や喫煙ルームの設置など費用や時間がかかるものについても、長期目標として検討していく必要はあります。
事業場において、あるいは人事・労務担当者にとって健康診断の実施は最も大きな関心事ではないでしょうか?
それは健康診断は実施のみならず、結果集計などのとりまとめや、結果後の産業医との面談、その後の配置転換などの検討、その他未実施者へのフォローなど年間を通しての作業となるからです。
「人事・労務担当者にとって負担の大きい作業」として実施するのではなく、「従業員の健康管理にとって一指標」となる活動になるよう、産業医と、上司と部下の代表となる衛生委員が集う衛生委員会で、定期健康診断・生活習慣病健診について話し合われていはいかがでしょうか?
またご存知のように産業医は医師です。定期健康診断・生活習慣病健診の検査項目やその項目の実施意義など、小セミナー形式でレクチャーを受けるのも良いかもしれません。
少しでも多くの従業員に健康診断について受診の意味や興味を持ってもらうと同時に、受診率のアップとスムーズな実施が可能となるような取り組みを衛生委員会で行われてはいかがでしょうか?
参考までに下記に題材となるような項目を列記いたします。
- 受診率や事業所における健康状況(傾向)の結果と分析
- 健康診断に対する権利と義務(労働安全衛生法の第66条(健康診断)の第1〜5項)
- 健診項目の意味
- 健康診断実施後の産業医によるフォロー
また、合わせて等サイトの
健康診断もご覧ください。
2月の下旬ともなると花粉症対策でマスクをした人々を町中で見るようになります。事業場にとっては時期的な問題では済まされず、生産性の低下などビジネスにとってのマイナス面も少なくないようです。
衛生委員会で花粉症を取り上げると、様々な対処方法が話として出てきます。
マスクや眼鏡はもとより、経口薬など薬による対策や、甜茶や蓮根など食物による対策など様々です。
また衛生委員だけではなく、社内全体でアンケートなどをとって対策方法を募ってみては如何でしょうか?
その上で、医学的に問題ないかどうかの意見を最新情報も合わせて産業医から聞き、社内対策として打ち出し周知するなども、ひとつの方法です。
下記のサイトで、花粉の知識や対策、情報を得ることができますので参考にされては如何でしょう。
下記は厚生労働省のサイトです。
花粉に対する知識と対策全般を知ることができます。
URL :
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/kafun.html
下記は環境省のサイトです。
花粉情報(飛散情報)を知ることができます。「はなこさん」というシステムが動いています。
URL : http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/
右記のサイトにて花粉症について興味深いテストが行われています!【 いいラボ:ろ〜どテストの花粉症 】
どの事業所でも4月より新卒者を新しい職員として招き入れると思いますが、この新職員の何人かが5月になると突然出社しなくなってしまうことがよくあります。
またこのような傾向は近年強まる一方で、事業所においてもその対策に苦慮しているところではないでしょうか?
昔でしたら、飲みにケーションや根性論で済まされていたものですが、当時と今とでは業務の量・質ともに違っていて、業務のコンピュータ化に伴い、ともすると人間がこなせる範疇を超えてしまっている場合さえあります。
こういった状況化で起きる五月病は過去のものと違った性質を持っていると考えられますし、また時期的にも5月に限った現象ではなくなっています。
ところで事業所においては、次の4つのメンタルヘルスケアが推奨されています。
- セルフケア
- ラインによるケア
- 事業場内産業保健スタッフ等によるケア
- 事業場外資源によるケア
上記はどれも欠かすことのできないケアですが、「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」は産業医や衛生管理者の、また「事業場外資減によるケア」は医療機関等の専門機関の問題となり、このことについて事業所内で論議を重ねるというよりは、「セルフケア」や「ラインによるケア」において、こういった方法論があるということを十二分に踏まえることが重要です。
よって衛生委員会では「事業場内産業保健スタッフ」の中でも最も専門知識を備えた産業医から「セルフケア」と「ラインによるケア」について助言をもらいつつ、事業所の五月病対策について話し合われていはいかがでしょうか?
「セルフケア」は新職員のメンタル対処法ですが、1、2回ではなく1年くらいをタームとし、社内でセミナー等を実施して学んでもらうのもひとつの方法です。セミナーは産業医にお願いすることも可能でしょう。
また「ラインによるケア」では部下の変化に上司がいち早く気づく「気づき」が重要となってきますので、セミナーや様々な資料で知識や方法論を学ぶことが重要となってきます。
こういったことと同時に、事業所として五月病対策をどう行っていくか、その方針についても話し合われることをお薦めします。
メンタルヘルスやメンタルヘルスセミナーについては、
メンタル情報局でも取り扱っておりますので、参考にされてはいかがでしょうか?
日常生活のなかで唯一疲れを解消する行為が睡眠です。個人差はありますが、一日の三分の一をその睡眠に費やす必要があります。しかしその睡眠がこの50年の間に、一日平均1時間弱減っているのが明らかになっています。
また睡眠は疲れを解消する以外にも、免疫力を高めたり、ケガや病気からの回復、ストレスの解消、皮膚の再生など様々な役割を担っています。
多くの役割を担っている以上、それなりの時間を有するのはいうまでもありません。
例えば最近ではレム睡眠とノンレム睡眠のお話で、そのサイクルを見越した睡眠をとると満足感がえられる記述を至る所で見ることができますが、睡眠という行為に対して満足感=スッキリ感がえられたのであって、上記にしめしたような様々な役割をクリアーしたことにはなっていません。
免疫力を高めたり、ケガや病気からの回復、ストレスの解消などを十分に行わず、毎日の生活、事業所に限っていえば日常業務に従事されることは、どんなに効率の良い業務体制を構築したところで、その効果を満足するレベルで得ることを難しくさせるのではないでしょうか。
従業員の私的な生活まで事業所が管理することは難しいのですが、人々の間で健康志向が高まっている現在、下記のような睡眠に深く関係する具体的な項目を衛生委員会で話し合い、従業員に周知してはいかがでしょうか?
- 睡眠時間について
- 就寝前のインターネットサーフィンやメールチェックの影響
- コーヒー(カフェイン)やタバコ(ニコチン)の摂取について
- 不眠とうつ病の関係
上記のような具体例ですが、就寝前5〜6時間の生活習慣と睡眠の現状に関するアンケートなどを従業員に対して行い、その結果で医学的に問題とされる行動や行為を産業医に指摘してもらい、ひとつひとつを議論されていはいかがでしょうか?
実際の問題に対してその解決方法を周知することができれば、従業員も関心を持って日常生活に取り入れられるでしょう。
ねむりと医療 vol.1no.1(2008ー7) 特集メタボリックシンドロームと睡眠障害
ねむりと医療 vol.1no.2(2008ー10) 特集循環器疾患(脳・心)と睡眠障害の関連を探る
ねむりと医療 vol.2no.1(2009ー3) 特集高齢者の転倒予防と睡眠障害
みなさまの職場では備え付けの救急箱について、衛生委員会で話し合われたことはあるでしょうか?
作業の中断が許されない、あるいはお休みの出来ない従業員が職場で具合が悪くなった際に、これまで非常に便利にお世話になってきた救急箱が問題になることがあります。
これまでは病気に対して服用する薬がある程度決まっていたり、また病気そのものやその対処方法なども限られていましたが、最近では特にアレルギーの問題を抱えた方が多くなり、それに伴って服用される薬だけでも様々な種類のものが出回り利用されるようになりました。
またアレルギー自体もさまざまなものが存在し、他人が把握できる状況ではなくなってきています。
特定の薬を常備するために設置される救急箱ですが、アレルギーの薬との飲み合わせ自体も危険をはらんでおり、管理を難しくしています。
またこういったアレルギーなどの特定のお話とは別に、例えばこれさえ用意しておけばというような万能薬的な薬の選定・管理も行いづらくなっています。
このような状況化のなかで、職場の福利厚生として救急箱を常備することが良いことなのかどうかを衛生委員会で取り上げることは、とても有意義なことではないでしょうか。
また内服薬とは別に、絆創膏や熱を冷ますシートなどの外用薬などは検討の余地がありますので産業医など医療知識のある方の助言を受けながら話し合われていはいかがでしょうか。
救急箱の設置が決まっている事業所では、下記のような点について注意が必要です。
- 使用期限の管理
- 個数・補充の管理
- 使用者の把握
- 設置場所の周知
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